
井上選手が活躍するもトルコ・ブラジルに惜敗
女子バレーボールパリ五輪予選兼ワールドカップ2023 後半戦
22日にベルギーと対戦し、第1セット22-23の劣勢から井上愛里沙選手(平成26年卒)が連続スパイクを決めて逆転に成功した。その後ジュースに持ち込まれるも井上選手が再三スパイクを決め日本のピンチを救い、28-26でこのセットをもぎ取った。第2セット開始から井上選手がバックアタックを決め、その直後に巧みなサーブでベルギーのリズムを崩し、いきなり4-0として勢いをつけ25-18でこのセットを奪った。第3セットも井上選手のブロックやダイレクトスパイクなどで日本の快進撃は止まらず、25-14とし3-0で勝利した。
試合後のインタビューで井上選手は「1セット後半の競り合った展開を想定しながら練習してきたから力を十分出し切れた。高さのあるベルギーに対してうまくコンビネーションを使ってスパイクを決めることができた。明日も皆さんの力を借りて全員で勝ちにいきます。」
23日のトルコ戦では、第1セットで井上選手等の活躍もあり25-22で奪った。第2セットはリードするも22-25、第3セットはジュースにもつれ込んだが24-26で失った。第4セットも12-25となり、セットカウント1-3で初の黒星となった。
24日のブラジル戦。オリンピック出場権をかけて両チームとも譲らず、1点を争う大熱戦となった。第1セットを惜しくも21-25と落とした日本は第2セット、要所でスパイクを決める井上選手の活躍もあり25-22で競い勝った。第3セットは25-27で落とすも第4セットには井上選手が第1エースとしてチームを引っ張り25-15で勝ち取った。勝負となった第5セット、井上選手が第1エースとして持てる力を出し切ったが10-15となり日本は惜しくも敗れた。
この大会で井上選手は身長の高い外国選手とも堂々と渡り合い日本チーム最多得点を挙げ、日本の大黒柱であることを証明した。試合を重ねるごとに井上選手をはじめとした日本選手のプレーが双鶴同窓会員や西舞鶴高校の生徒たちそして日本中の人たちに勇気と感動を与えてくれた。本当にありがとう。また応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
まだポイントランキングによるパリ五輪出場の可能性は十分ある。井上選手、これからも頑張ってください。また皆様の応援をよろしくお願いいたします。